広告クリエイティブ

Henry Wang by Henry Wang | 4月 23, 2021

ポストIDFAの世界で、モバイル広告クリエイティブはどのように変わるのでしょうか。

IDFAでどのようにクリエティブを利用できるのか

まず、IDFAが利用できた時代にどのような方法でクリエティブが活用できたのかを振り返っていきましょう。
IDFA使用すると、さまざまな方法でクリエイティブを活用できました。

特定のユーザーセグメントに、パーソナライズ広告を配信できます。たとえば、アプリ内購入をしたものの3日以上アプリを開いていないユーザーに対し「その後どうしていますか」といったようなメッセージを表示できます。

クリエイティブのA/Bテストをすばやく実行して、より効果的なクリエイティブを判断できます。たとえば、2つの異なるメッセージで、どちらがより高いIPM(インプレッションからインストールへつながる割合)を生み出すかテストします。

インクリメンタリティの測定をして効果測定ができます。たとえば、別々のユーザーグループにお客様の広告クリエイティブと公共広告(PSA)を表示して、広告クリエイティブによりインクリメンタルリフト(増分効果)が発生するか確認します。

IDFAレスでクリエティブは大きく変化します

  1. ユーザー履歴に基づく広告のパーソナライズができなくなります。つまり、ほとんどの入札リクエストにIDFAが含まれなくなるためオプトアウト率が高くなることが予想されます。アプリ内課金をしたユーザーに特定のクリエイティブを使用したリターゲティングができなくなります。
  2. クリエイティブのA/Bテストに時間がかかるようになります。A/Bテストを実行することは引き続き可能ですが、SKAdNetworkのポストバックにはデータ制限および遅延があるため、結果を得るまでに時間がかかります。
  3. インクリメンタリティテストができなくなります。たとえば、自社広告を見ずに(ただしPSAを見て)コンバージョンにつながったユーザーと広告を見たユーザーの数を追跡するのが難しくなります。

追跡およびターゲティングに粒度の高いデータを使用できなくなるため、より広範なオーディエンスにインストールを訴えかけるクリエイティブを構築することにフォーカスしなければなりません。

IDFAレスの世界でクリエイティブを最適化させるために知っておきたいこと

明瞭で簡潔なメッセージを使用しましょう。初めて広告を見るユーザーを想定し、重要な価値提案をいくつかのキーワードにのせて伝えます。アプリの実際の顧客体験を含めることも有効な手段です。

ストーリーを伝えるために動画を活用しましょう。消費者とのエンゲージメントには、印象が長く続く動画広告が非常に有効です。動画は縦横どちらの方向でも視聴可能な形式で作成し、消音状態でも内容がわかるようキャプションを追加しましょう。

製品フィードを更新して人気の高い製品、サービスを表示しましょう。IDFAを使用しない場合、最も関連性の高い製品は表示できませんが、最も購入されている人気製品を表示することが可能です。このような製品は、新規ユーザーに響きます。

ユーザー獲得(UA)のための戦略構築にフォーカスしましょう。広大な市場浸透率を持つ巨大ブランドでない限り、広告を見るユーザーのほとんどはまだあなたのアプリをインストールしていないはずです。ユーザー獲得とリエンゲージメントの両方に効果のあるクリエイティブ戦略を構築しようとするのではなく、まず、インストールを促進するクリエイティブの構築に集中しましょう。「買い物をする」「閲覧」のように両方を促すCTAではなく、「入手」「インストール」など、新規ユーザーに確実に訴えるCTAの表示を優先させましょう。